

令和6年教育・スポーツ委員会 本文 2024-10-04
【黒田太郎委員】
生まれつき文字の読み書きに困難がある発達性ディスレクシアの子供たちについては、適切な支援につなげるため、できるだけ早期に発見することが重要である。そのためにどんな取組を行っているのか伺う。
【特別支援教育課担当課長(特別支援教育)】
発達性ディスレクシアをはじめとする学習障害のある子供を早期に発見し、適切な支援を行うためには、日々子供たちと接している教員が障害への理解を深めるとともに、子供の特性に気づけるようになることが必要である。そのため、小・中学校の通常の学級の担任を対象とした動画配信による研修と、小・中学校の特別支援コーディネーターを担う教員を対象とした研修の内容に、今年度から発達性ディスレクシアの特性や、発見から支援に至った事例を加え、夏休み頃までの早い時期に行うことで、可能性のある子供を早期に見つけるよう努めている。研修を受けた教員からは、学習障害のある子供の特性を改めて知ることができた、文字を書くことが苦手な子供にタブレット端末への入力を指導してみたい、文字の代わりに絵で伝えてみたいとの声が上がっており、今後も引き続き発達性ディスレクシアをはじめとする学習障害のある子供を早期に発見し、適切な支援につながるよう、各種研修を充実していく。また、発達性ディスレクシアの可能性のある子供に対しては、必要に応じて通級による指導など、個人の状況に合わせながら、きめ細かく支援を行っていく。
【黒田太郎委員】
令和5年9月定例議会本会議の一般質問で、江原史朗議員が発達性ディスレクシアについて質問をしているが、約1年が経過したので、どのような状況か伺う。
【特別支援教育課長】
今年度から、長久手市が筑波大学宇野彰元教授の指導の下、Tsukubaモデルの一部を導入し、小学1年生全員に対してこれまでに6月と9月の2回、読み書きに関するスクリーニング検査を行い、検査結果に応じて保護者に個別に声かけを行っている。また、スクリーニング検査の結果を受けて、精密な検査を行う際の検査法の習得と、適切な支援方法を学ぶための研修を、小・中学校の一部の教員を対象として始めている。今後は引き続き長久手市の取組の状況を聞き取り、その成果が大きいということであれば、ほかの市町村に広げていくことも念頭に、同様の研究を行っている大学教授などと協力しながら研究を進めていく。
【黒田太郎委員】
比較的最近出た質問を繰り返す内容であるので、要望に移らせてもらう。ただ、なぜあえて繰り返したかについては、早期発見の大切さ、これを念押ししたかったからである。
今回の質疑で、長久手市でTsukubaモデルが導入された話が聞けたことはよかった。やはり時間がたつと、こういうふうにして少しずつ動いていくと思う。まだ長久手市の件は始まったばかりで、どうこういえる段階ではないと思うが、答弁でもあったように、何か評価できるような段階になってきたら、また教えてもらいたい。今後、この取組はよいということになったら、他市町村への普及も積極的に行ってもらいたい。
生まれつき文字の読み書きに困難がある発達性ディスレクシアの子供たちについては、適切な支援につなげるため、できるだけ早期に発見することが重要である。そのためにどんな取組を行っているのか伺う。
【特別支援教育課担当課長(特別支援教育)】
発達性ディスレクシアをはじめとする学習障害のある子供を早期に発見し、適切な支援を行うためには、日々子供たちと接している教員が障害への理解を深めるとともに、子供の特性に気づけるようになることが必要である。そのため、小・中学校の通常の学級の担任を対象とした動画配信による研修と、小・中学校の特別支援コーディネーターを担う教員を対象とした研修の内容に、今年度から発達性ディスレクシアの特性や、発見から支援に至った事例を加え、夏休み頃までの早い時期に行うことで、可能性のある子供を早期に見つけるよう努めている。研修を受けた教員からは、学習障害のある子供の特性を改めて知ることができた、文字を書くことが苦手な子供にタブレット端末への入力を指導してみたい、文字の代わりに絵で伝えてみたいとの声が上がっており、今後も引き続き発達性ディスレクシアをはじめとする学習障害のある子供を早期に発見し、適切な支援につながるよう、各種研修を充実していく。また、発達性ディスレクシアの可能性のある子供に対しては、必要に応じて通級による指導など、個人の状況に合わせながら、きめ細かく支援を行っていく。
【黒田太郎委員】
令和5年9月定例議会本会議の一般質問で、江原史朗議員が発達性ディスレクシアについて質問をしているが、約1年が経過したので、どのような状況か伺う。
【特別支援教育課長】
今年度から、長久手市が筑波大学宇野彰元教授の指導の下、Tsukubaモデルの一部を導入し、小学1年生全員に対してこれまでに6月と9月の2回、読み書きに関するスクリーニング検査を行い、検査結果に応じて保護者に個別に声かけを行っている。また、スクリーニング検査の結果を受けて、精密な検査を行う際の検査法の習得と、適切な支援方法を学ぶための研修を、小・中学校の一部の教員を対象として始めている。今後は引き続き長久手市の取組の状況を聞き取り、その成果が大きいということであれば、ほかの市町村に広げていくことも念頭に、同様の研究を行っている大学教授などと協力しながら研究を進めていく。
【黒田太郎委員】
比較的最近出た質問を繰り返す内容であるので、要望に移らせてもらう。ただ、なぜあえて繰り返したかについては、早期発見の大切さ、これを念押ししたかったからである。
今回の質疑で、長久手市でTsukubaモデルが導入された話が聞けたことはよかった。やはり時間がたつと、こういうふうにして少しずつ動いていくと思う。まだ長久手市の件は始まったばかりで、どうこういえる段階ではないと思うが、答弁でもあったように、何か評価できるような段階になってきたら、また教えてもらいたい。今後、この取組はよいということになったら、他市町村への普及も積極的に行ってもらいたい。