

令和5年一般会計・特別会計決算特別委員会 本文 2023-11-15(その2)
【黒田太郎委員】
令和4年度決算に関する報告書223ページの主要農作物種子対策費の実施状況について伺う。
令和4年度の事業執行状況はどうなっていたのか。
【園芸農産課担当課長(特用作物・稲・麦・大豆)】
主要農作物種子対策費は、主要農作物の品種の開発並びに種子の生産及び供給に関する条例に基づき、主要農作物である稲、麦、大豆の優良種子を安定的に生産して供給するとともに、新たな品種の開発に取り組んでいる。
令和4年度の執行状況は、予算現額2,974万3,000円に対して執行額2,848万9,355円で、執行率は95.8パーセントである。
【黒田太郎委員】
次に、令和4年度に特に力を入れたこと、特徴的なことはあったのか。
【園芸農産課担当課長(特用作物・稲・麦・大豆)】
この事業は、優良な種子の安定的な生産と供給及び優良な品種開発を継続的かつ計画的に進めるものであり、令和4年度だけで特別なことはないが、毎年、これらの取組を適切に実施していくことが重要である。
優良種子生産供給推進費の事業内容としては、種子を安定して生産、供給するため、種子の需要の見通しや生産量を定めた種子計画を策定、公表しており、この計画に基づいて種子の生産農家が種子生産を行っている。種子の生産農家に対しては、種子の品質を保つため、県の普及指導員である種子審査員がほ場における生育状況や収穫した種子の状況を審査している。品種開発・原種生産事業費では、農業試験場が種子の生産農家に必要な原種等を生産するとともに、夏の高温条件下でも品質や食味がよいなどの特性を持つ優良な品質の開発に取り組んでいる。
また、品種開発整備費では、品種開発を加速化するために必要な設備や農業機械を導入している。
【黒田太郎委員】
夏の高温によって米が白く濁って品質が低下していると聞いたことがある。米の品質低下に対して、県としてどのように対応しているのか。
【農業イノベーション推進室長】
米の品質低下への対応については、県農業総合試験場において夏の高温条件下でも安定して高品質な米が生産できる品種を開発しており、現在、愛ひとつぶとして販売されている。今年の夏は記録的な猛暑で全国的に一等米比率が約6割と低くなっているが、愛ひとつぶは9割近くが一等米で、高品質な米が生産できている。
また、直近では、愛ひとつぶとあいちのかおりの間の時期に収穫でき、夏の暑さにも強い愛知135号を開発し、今年9月に県の奨励品種として採用した。県としては、今後も県農業総合試験場において、夏の高温に対応した栽培技術の開発及び品種の開発に取り組む。
【黒田太郎委員】
二つ目の質問では継続性や計画性などについて答弁してもらった。三つ目の質問に対しては環境変化への対応を答弁してもらった。厳密には担当している部署が違うのかもしれないが、継続性や計画性と環境変化への対応は、環境変化が緩やかなとき、小さなときは両立すると思うが、環境変化が大きくなったり早くなったりすると両立が難しくなると思う。現在、環境の変化が大きく早い気がするため、この両立に対して注意深く取り組んでもらうことを要望する。
令和4年度決算に関する報告書223ページの主要農作物種子対策費の実施状況について伺う。
令和4年度の事業執行状況はどうなっていたのか。
【園芸農産課担当課長(特用作物・稲・麦・大豆)】
主要農作物種子対策費は、主要農作物の品種の開発並びに種子の生産及び供給に関する条例に基づき、主要農作物である稲、麦、大豆の優良種子を安定的に生産して供給するとともに、新たな品種の開発に取り組んでいる。
令和4年度の執行状況は、予算現額2,974万3,000円に対して執行額2,848万9,355円で、執行率は95.8パーセントである。
【黒田太郎委員】
次に、令和4年度に特に力を入れたこと、特徴的なことはあったのか。
【園芸農産課担当課長(特用作物・稲・麦・大豆)】
この事業は、優良な種子の安定的な生産と供給及び優良な品種開発を継続的かつ計画的に進めるものであり、令和4年度だけで特別なことはないが、毎年、これらの取組を適切に実施していくことが重要である。
優良種子生産供給推進費の事業内容としては、種子を安定して生産、供給するため、種子の需要の見通しや生産量を定めた種子計画を策定、公表しており、この計画に基づいて種子の生産農家が種子生産を行っている。種子の生産農家に対しては、種子の品質を保つため、県の普及指導員である種子審査員がほ場における生育状況や収穫した種子の状況を審査している。品種開発・原種生産事業費では、農業試験場が種子の生産農家に必要な原種等を生産するとともに、夏の高温条件下でも品質や食味がよいなどの特性を持つ優良な品質の開発に取り組んでいる。
また、品種開発整備費では、品種開発を加速化するために必要な設備や農業機械を導入している。
【黒田太郎委員】
夏の高温によって米が白く濁って品質が低下していると聞いたことがある。米の品質低下に対して、県としてどのように対応しているのか。
【農業イノベーション推進室長】
米の品質低下への対応については、県農業総合試験場において夏の高温条件下でも安定して高品質な米が生産できる品種を開発しており、現在、愛ひとつぶとして販売されている。今年の夏は記録的な猛暑で全国的に一等米比率が約6割と低くなっているが、愛ひとつぶは9割近くが一等米で、高品質な米が生産できている。
また、直近では、愛ひとつぶとあいちのかおりの間の時期に収穫でき、夏の暑さにも強い愛知135号を開発し、今年9月に県の奨励品種として採用した。県としては、今後も県農業総合試験場において、夏の高温に対応した栽培技術の開発及び品種の開発に取り組む。
【黒田太郎委員】
二つ目の質問では継続性や計画性などについて答弁してもらった。三つ目の質問に対しては環境変化への対応を答弁してもらった。厳密には担当している部署が違うのかもしれないが、継続性や計画性と環境変化への対応は、環境変化が緩やかなとき、小さなときは両立すると思うが、環境変化が大きくなったり早くなったりすると両立が難しくなると思う。現在、環境の変化が大きく早い気がするため、この両立に対して注意深く取り組んでもらうことを要望する。